衛生管理者試験の早見表(第一種・第二種の科目・合格基準・合格率・受験資格)
常時50人以上の事業場で選任が必要な衛生管理者の免許試験です。各地の安全衛生技術センターで毎月実施され、令和7年度の合格率は第一種46.8%・第二種48.7%でした。第一種・第二種の科目と配点、足切り点、令和7年度の合格率、受験資格、申請期間を1ページにまとめました。選任が必要になる人数・業種は衛生管理者の選任基準で引けます。
📚 衛生管理者試験 即答ボックス
表1: 第一種と第二種の違い
| 区分 | 選任できる事業場 | 問題数 | 満点 | 合格ライン(合計60%) | 試験時間 | 合格率(令和7年度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 第一種 | すべての業種 | 44問 | 400点 | 240点 | 3時間 | 46.8% |
| 第二種 | 有害な業務との関わりが少ない業種に限る(情報通信・金融保険・卸売小売など) | 30問 | 300点 | 180点 | 3時間 | 48.7% |
| 特例第一種(第二種の免許を持つ人) | すべての業種 | 20問 | 160点 | 96点 | 2時間 | — |
※ 試験は13時30分開始。科目免除者(船員法の衛生管理者適任証書を持ち1年以上の実務経験がある人は労働生理が免除)は2時間15分です。どちらの免許が必要かは事業場の業種で決まります(衛生管理者の選任基準の表2)。
表2: 試験科目と配点・足切り点
各科目(第一種で範囲が分かれている科目は範囲ごと)で40%未満が1つでもあると不合格です。
| 区分 | 科目・範囲 | 問題数 | 配点 | 足切り(40%) |
|---|---|---|---|---|
| 第一種 | 労働衛生(有害業務に係るもの) | 10問 | 80点 | 32点(4問) |
| 第一種 | 労働衛生(有害業務に係るもの以外のもの) | 7問 | 70点 | 28点(3問) |
| 第一種 | 関係法令(有害業務に係るもの) | 10問 | 80点 | 32点(4問) |
| 第一種 | 関係法令(有害業務に係るもの以外のもの) | 7問 | 70点 | 28点(3問) |
| 第一種 | 労働生理 | 10問 | 100点 | 40点(4問) |
| 第二種 | 労働衛生(有害業務に係るものを除く) | 10問 | 100点 | 40点(4問) |
| 第二種 | 関係法令(有害業務に係るものを除く) | 10問 | 100点 | 40点(4問) |
| 第二種 | 労働生理 | 10問 | 100点 | 40点(4問) |
| 特例第一種 | 労働衛生(有害業務に係るものに限る) | 10問 | 80点 | 32点(4問) |
| 特例第一種 | 関係法令(有害業務に係るものに限る) | 10問 | 80点 | 32点(4問) |
※ 1問あたりの配点は、第一種の有害業務の範囲が8点、それ以外は10点です。「(○問)」は、その点数に届く最少の正答数です(28点は3問=30点で満たします)。
表3: 主な受験資格(第一種・第二種共通)
| 最終学歴など | 必要な労働衛生の実務経験 |
|---|---|
| 大学・短期大学・高等専門学校を卒業 | 1年以上 |
| 省庁大学校を卒業(修了) | 1年以上 |
| 高等学校・中等教育学校を卒業 | 3年以上 |
| 高等学校卒業程度認定試験に合格など(学校教育法施行規則150条に該当) | 3年以上 |
| 学歴を問わない | 10年以上 |
※ 大学等には専修学校・各種学校は含まれません。受験申請には卒業証明書等と、実務経験を証明する事業者証明書を添付します。このほか職業訓練の修了者などの区分があります。詳細は試験実施機関の受験資格の一覧で確認してください。
表4: 受験申請の受付期間
| 申請方法 | 受付期間 |
|---|---|
| オンライン申請 | 試験日の2か月前(0時)から14日前(23時59分)まで |
| 書面を郵送(簡易書留) | 第1受験希望日の2か月前から14日前の消印まで |
| センター窓口に持参 | 第1受験希望日の2か月前から、休業日を除く2日前まで |
※ 受付期間中でも定員に達すると受付が終了します。受験票の発行後は試験日の変更・手数料の返還はできません。試験日はセンターごとに違うため、試験実施機関の日程表で確認してください。
よくある質問
Q1. 第一種と第二種、どちらを受ければよいですか?
A. 衛生管理者として選任される事業場の業種で決まります。第二種で選任できるのは、情報通信業・金融保険業・卸売小売業のように有害な業務との関わりが少ない業種の事業場に限られます。製造業・建設業・運送業・医療業などの事業場は第一種が必要です。業種の区分は衛生管理者の選任基準にまとめています。
Q2. 第二種を持っていて、第一種を取りたい場合は?
A. 特例第一種衛生管理者免許試験を受けます。有害業務に係る労働衛生と関係法令の2範囲(20問・160点・2時間)だけです。第二種衛生管理者免許証の写しを添付すれば、受験資格を証明する書類は要りません。
Q3. 合格したら、すぐ衛生管理者になれますか?
A. 合格しただけでは免許証は交付されません。免許試験合格通知書を受け取ったら、免許申請書に必要書類を添えて東京労働局免許証発行センターに免許申請します。免許を受けた人を事業者が衛生管理者に選任し、労働基準監督署に報告します。
Q4. 何点取れば合格ですか?
A. 科目ごと(第一種で範囲が分かれている科目は範囲ごと)に40%以上、かつ合計で60%以上です。第一種は400点満点で240点以上、第二種は300点満点で180点以上が必要で、合計点が足りていても1つの範囲が40%未満なら不合格です。
関連する早見表
出典(試験実施機関の公表データ)
- 公益財団法人 安全衛生技術試験協会「第一種・第二種衛生管理者の紹介」 — 試験科目・配点・試験時間・受験資格・申請の受付期間(表1〜表4)
- 同「統計」(令和7年度) — 受験者数・合格者数・合格率
- 同「試験手数料」 — 学科試験 8,800円
- 同「試験の日程」 — センター別の試験日
- 同「合格後の手続き」 — 東京労働局免許証発行センターへの免許申請
- 労働安全衛生法12条・労働安全衛生規則7条 — 衛生管理者の選任の法定根拠。免許試験は労働安全衛生法にもとづく免許試験で、安全衛生技術試験協会が厚生労働大臣指定試験機関として実施しています
※ 本ページの表・数値は、上記の出典(公表値・法令の算式)をもとに当サイトが計算・編集(加工)して作成したものです。出典元の機関が作成したものではありません。
※ 本表は一般的な情報です。実際の手続き・判断は公式情報および専門家にご確認ください。2026年度時点の公表データにもとづきます。受験資格の個別の該当・非該当にはお答えできません。試験実施機関の受験案内で確認してください。
最終更新: 2026-09-27